こんにちは。遠藤(@C_aptainTokyo)です。
旅行好きな方にはすっかり定着してきたLCC。
格安で飛行機に乗ることができることから、近年利用者は急増しており、これからもますます目が離せない航空会社です。
さてそんなLCCですが、結局既存の大手会社とはどのような違いがあるのでしょうか。
LCCは評判が良くないということを耳にすることもあります。
実際はどうなのでしょうか。解説していきます!
目次
そもそもLCCってなに?
LCCとはローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略で、低価格で運行する航空会社のことです。
比較的小さな機体を使用していることが多く、座席の密度を高く設定することで効率よく運行するのが特徴です。
代表的なLCCには、アメリカのサウスウエスト航空やマレーシアのエアアジア、ヨーロッパのライアンエアーなどがあります。
日本で人気が高いのはジェットスターやバニラエアーやピーチ・アビエーションなどです。
LCCと大手航空会社との10個の違い
価格・代金
まずLCCと大手航空会社の一番の違いは価格・代金でしょう。
基本的にはLCCの方が価格は安いです。
LCCでは、セールを利用したり早くから予約するなどの工夫をすれば、驚くほど低価格で飛行機に乗ることができます。
ただしLCCの場合には追加料金が必要になったり、夏休みや年末年始などの時期によっては大手航空会社とも変わらない価格になることもあります。
荷物
大手航空会社の場合、持ち込み荷物も預入荷物も、規定内のサイズ・重量以内であれば無料でできる場合がほとんどです。
LCCでは預入荷物は基本的には有料です。
また機内持ち込み荷物にも厳格な規定がある場合が多く、搭乗時に規定を超えた大きさや重量の場合は、当日に追加料金が発生することもあります。
航空券が安い分、他の部分でお金を稼いでいる面があり、荷物には厳しい会社が多いです。
特に厳しいと言われるライアンエアーなどでは、小さな荷物1つのみが無料で、バックパックなどの大きめの機内持ち込みも有料になっています。
国内ではジェットスターに乗る前には、実際に荷物の重さを量ることがありました。
空港・路線
国内の場合、大手航空会社は就航路線が多く、日本全国に飛行機が飛んでいます。
LCCは最近になって増えてきているものの、地方などには飛んでいなかったり、東京でも成田空港の発着です。
海外の場合も、主要の空港ではなく都市部から離れた別の空港に発着するケースが多いです。
LCC専用の空港があるくらいです。
ほとんどの場合で、LCCの空港からは中心部へのバスが出ていますが、主要な空港よりもアクセスは良くありません。
機内サービス
大手航空会社の場合は、飲み物やエンターテインメントが無料で利用できます。
LCCは飲み物は有料、エンターテインメントはそもそもない場合が多いです。
また機内に自分で持ち込んだお酒を飲んではいけない場合もあります。
座席の特徴
大手航空会社は小さな飛行機から大きな飛行機まで所有しており、国内線でも大型機に乗ることができます。
座席は比較的広めに作られています。
大手航空会社に比べ、LCCは座席の密度を高くしています。
そのため多くの乗客を乗せて効率よく運行することができますが、乗客からすると座席は狭くなります。
また座席にはエンターテインメント用のディスプレイはないです。
座席選択
大手航空会社は予約時に無料で座席指定ができます。
LCCは座席指定をするにも追加料金が発生する場合がほとんどです。
座席指定をしないとオンラインチェックインを行えない場合もあり、それでも追加料金を払って座席指定をしたくないときには、オンラインチェックインを直前まで待つ必要もでてきます。
予約の変更・払い戻し
大手航空会社とLCCのどちらも、予約確定後の変更や払い戻しは料金がかかる場合が多いです。
LCCの場合は特に顕著で、予約時に追加料金を払って変更可能にしておかない場合は、予約の変更や払い戻しができなかったり、変更に全額支払う必要があったりします。
ただし大手航空会社絵も早期予約やセールで割引の効いた航空券は、予約の変更や払い戻しの条件が厳しいことも多いです。
チェックインカウンター
LCCのチェックインカウンターは、ほとんどの空港で端の方にあります。
またカウンターや自動チェックイン機も少ないため、チェックインの時間が長くかかることが多いです。
オンラインチェックインを導入しているLCCも多いので、預入荷物がなければスムーズにチェックインできます。
遅延率
LCCは過密なスケジュールで運行をし、航空券が安くても、効率良く運行することで利益を出しています。
そのため前の飛行機が遅れたりするなどで、遅延することが多いです。
特に午後から深夜にかけての便は遅延しやすい傾向にあります。
大手航空会社の場合は、何かあっても予備の機体が準備されていることもあります。
よってLCCよりは遅延の可能性が低いです。
搭乗
大手航空会社の場合は、ゲートが近い場所にあることが多く、ゲートから直接乗り込めます。
LCCの場合はゲートが遠い場合がほとんどで、ゲートから飛行機までバスで移動して乗り込むことが多いです。
結局どっちがいいの?
大手航空会社とLCCは似て非なるものです。
旅行のプランや荷物、予算などによって使い分けましょう。
LCCを使った方がいいよ!とおすすめしたいのは下記のような方ですね。
荷物に関しては本当に気を付けてください。
追加料金が発生したら結局大手航空会社と変わらなかったなんてこともあります。
いかがでしたでしょうか。
今回は大手航空会社とLCCの違いについて解説しました。
価格が安いことが魅力のLCC。
不便な点もありますが、うまく使えばコストを抑えることができて、旅行をもっと楽しめますね!