こんにちは。キャプテンTOKYO(@C_aptainTokyo)です。
老後に年金以外に2,000万円の蓄えが必要というデータが発表されてから、連日どこかしらでそのニュースを耳にします。
そして多くの方が、貯金をしなきゃ！お金を稼がなきゃ！と慌てていますね。
良いことだとは思いつつも、少し違和感があります。
特に20代に向けて、思ったことを書いていきます。
目次
老後2,000万円問題は良いきっかけになった
老後2,000万円問題は、年金を受け取ってもさらに2,000万円の蓄えが必要というデータが明らかになり勃発しました。
国民に大きな衝撃を与えたようで、連日様々なメディアやSNSで各々の見解を耳にします。
デモも行われたみたいですね。
参加者は2,000人を越えたそうです。
いかに国民に衝撃を与えた問題だったのか、その影響力の強さがわかります。
年金制度の破綻も度々話題になっています。
少子高齢社会で年金を維持する体型が崩れ、未来を憂う若者たちが声を挙げています。
中身は置いておいて、今回の老後2,000万円問題はひとりひとりが未来を考える機会になったという点において、有意義なことであったと思います。
現状を冷静に分析し、これからの時代をどのように生きていくべきかを考えることは大切なことです。
年金返せ！みたいな的外れな意見は置いておいて、特に気になったのは下記の様な意見です。
今から計算して老後に蓄える？
20代のうちから老後に向けて蓄える。
良い心がけですよね。将来安泰。
しかし蓄え方を間違えてはいけません。
老後2,000万円問題はお金の問題ですが、現状の若者たちが抱える問題はそれだけではないからです。
サラリーマンとして、今はこのくらい給料あるから、これくらいに上がっていって毎年いくら貯金すれば2,000万円・・・。
このような考え方をしていても、老後2,000万円問題は解決しません。
もちろんお金を貯めることは大切ですが、お金を貯める以外にも、資産運用や転職、副業などを検討しないといけません。
単純にお金を貯める計算だけしていると、何か予想のできない事態が起きたときに対応できなくなります。
最近では大企業も次々リストラを始めています。
仕事がAIに取って変わられると、多くの人たちが予想しています。
そのような状態でありながら、お金の計算だけしても仕方がありません。
給料は思ったよりも上がらないかもしれなければ、いつクビになるかもわかりません。
とにかく現状としては、老後2,000万円問題の解決策は計算してお金を貯めることではないと思います。
必要なのは、どのような状態でも生きていけるスキルや経験を身につけることです。
会社員をしながら備えるべきこと
会社員であることは、悪いことではありません。
安定して稼ぐことができますし、様々な制度に守られることになります。
しかし何となく働いているだけでは、予想外の事態に対応できないでしょう。
会社員をしながらその会社でスキルと経験を身につけ、副業で会社に頼らないお金の稼ぎ方を学ぶことです。
会社をクビになったり、異動があって給料が下がることはもはや珍しいことでもありません。
有名企業でも希望退職者を募ったり、リストラを勧告したりといったニュースを聞きます。
AIに仕事が奪われると何年も前から言われてきました。
たとえどんなに優秀な人でも、機械で済む仕事は機械がやるようになります。
そのような事態が起こったときに、仕事がないと老後2,000万円どころのさわぎではないですよね。
もはや明日の2,000円問題が起こります。
会社員をしながら、その会社でしか得られないスキルと経験を身につけましょう。
それがない会社だとしたら、スキルや経験を得られるように転職を考えても良いのかもしれません。
副業などで自分で稼ぐスキルを身につけることもやっていかないといけません。
副業は誰にでもおすすめで、自分でお金を稼ぐのはどういうことであるのかを学ぶことができます。
簡単に始められるものでは、クラウドワークス
があります。
クラウドワークスなどで実際に仕事をしてみると、自分の市場価値がわかります。
スキルや経験があれば大きく稼げますし、なければ単価の低い誰にでもできる仕事しかないでしょう。
まずは登録して、自分のスキルを把握してみてください。
若いうちに楽しく過ごせないと老後は楽しくない
しかし忘れてはいけないことですが、老後のために若い時間を捧げるのは絶対に間違っています。
若いうちに楽しく過ごせなかった人が、老後になって楽しく過ごせるとは思いません。
若いうちにしかできないことを捨ててまで、老後のお金を貯めるのは虚しいです。
日常生活では努力して必死に時間を使うべきですが、若い間の時間というのは貴重なものです。
時には息抜きも必要かなと思います。
残念ながら、20代の若者の多くは息抜きをし過ぎな気もします。
しかし今回の老後2,000万円問題によって、柔軟な選択ができなくなる若者が増えるかもしれません。
老後のために、今の貴重な時間すべてを捧げるようなことは、勿体ないのでやめましょう。
ただし人生を変えるために3年や5年、すべてを投げ打って何かに注力するのはいいことかもしれないですね。
とにかく大切なことは、老後よりも今をどれだけ大切にできるかです。
今を大切に生きることができなければ、老後の人生も大切にはできないでしょう。
人生をより良くしたいなら慌てないで長期的に取り組む
人生は急には好転しません。
このように言われたからと言って、今日明日で何とかできることではないでしょう。
長期的に人生を好転させるために、少しずつ積み重ねていく必要があります。
取り組むことは人それぞれでしょう。
ただしそのどれもが、すぐには達成できないことだと思います。
焦らずに少しずつ積み重ねていくことが大切です。
忘れてはいけないのは、楽して儲けることはできないし、すぐに人生は変えられないということです。
今から少しづつ積み重ねた先に、好転するターニングポイントがあるのでしょう。
焦らずゆっくり頑張りましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は老後の心配もいいけど今も大切にしようねというお話でした。