親しみやすさの中に潜む「気持ち悪さ」?人間らしさが生み出す共感の力

こんにちは。遠藤(@C_aptainTokyo)です。

遠藤
親しみやすい人間には総じて「気持ち悪さ」があると思うんですよね

こいつ何言ってるんだ、、、と思われた方もいるかもしれませんね。

「気持ち悪さ」は言い換えると「隙がある」とか「可愛げがある」にもなるかもしれません。

要は完全無欠な人間や潔癖な人間にはなかなか親しみやすさを抱けないよね、ということです。

完璧な人間はつまらない?

「完璧な人間」と聞く誰もが憧れる存在かもしれません。

しかし、本当に完璧な人間が身近にいたらどう感じるでしょうか?

どこか近寄りがたい、あるいは、逆にどこか虚無感を抱くことさえあるかもしれません。

今回のテーマの「親しみやすさ」とは真逆の存在とも呼べるかもしれないですね。

それはシンプルに私たちが持つ「人間らしさ」からかけ離れているように感じるからです。

逆に、少しの欠点や人間らしい部分がある方が、親近感を感じやすいのはなぜでしょうか。

それは、私たちが自分自身の中に同じような部分を見つけることができるからです。

例えば、『ドラえもん』ののび太くんは勉強もスポーツも苦手で、ちょっぴりお調子者ですが、どこか憎めないキャラクターです。

彼の不器用さや優しさに、多くの人が共感し「親近感」を覚えるでしょう。

歴史上の人物で考えても同様です。

例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチは天才的な発明家であり芸術家でしたが、同時に非常に多趣味で、一つのことを極めることができずに様々なことに手を出し、未完の作品も数多く残しています。

彼の「不完全さ」こそが、私たちに人間的な魅力を感じさせるのかもしれません。

この「親近感」や「不完全さ」こそが、気持ち悪さの正体です。

気持ち悪さの例

遠藤
簡単に気持ち悪さの例を挙げておきます

※念のためですが、私はこの「気持ち悪さ」をポジティブにとらえております。誰かを気付付けたり非難する意図は全くございません。

ドラえもんの「のび太君」:勉強もスポーツも苦手でお調子者。だけど優しい
長嶋茂雄:天才的な野球センス。だけど謎の感性
スティーブ・ジョブズ:プレゼンが上手でお金持ち。だけど同じ服ばかり着ている

こんな感じですかね。

上記で言いたいことは、少なくとも見た目の話ではない(ジョブズの服装にしても、服装そのものが問題ではないので)ってことです。

気持ち悪さが生まれる要因とその魅力

「気持ち悪さ」が他人に与えるのは、興味です。

なんとなくその人が気になってしまったり、よりその人を知りたくなる気持ちが生まれます。

そして最後は相手次第ではありますが、そこから親しみやすさに変化していくことも多々あります

※逃げ道をつくるような言い方にしたのは、「気持ち悪さ」は「気持ち悪さ」のままになることもあり、必ずしも「親しみやすさ」に変化するわけではないからです。

気持ち悪さが生まれる大きな原因としては、その人がそれまでに経験してきた環境要因が大きいでしょう。

ある人にとっては当たり前のことが、別の人にとっては受け入れがたい価値観である場合、お互いに違和感を覚えるかもしれません。

わかりやすい例が、お金持ち貧乏人です。

私も幼少期は貧乏でしたので、お金持ちの方には「気持ち悪さ」「隙」のようなものを感じることが多かったです。

家で出てくるアイスがハーゲンダッツだったり、新しいゲーム機が発売されるとすぐに買っているのを見ては

「こいつ一体なんやねん、、、」という気持ちになり、そしてその人のことを知りたくなるものでした。

ここまで極端な例でなくても、下記のようなものでもいいでしょう。

・普段は大人しいがお酒を飲むとすごく面白くなる
・真面目に仕事をしているがメイド喫茶が大好き
・勉強が得意だがスポーツは全くできない

etc

そしてこの「気持ち悪さ」は、時に大きな魅力にもなりえます。

気持ち悪さが人間関係にもたらす効果

遠藤
「気持ち悪さ」こそが良好な人間関係を構築すると考えています

上でも述べましたが、完璧な人間というのはなかなか近寄りがたいものです。

例えば、プレゼンで緊張して言葉が詰まってしまった人を見て「私も緊張するなぁ」と共感した経験はないでしょうか。

完璧なプレゼンじゃなくても「人間らしさ」に共感することで、より深い人間関係が築かれることがあります。

その人の持つ「気持ち悪さ」は、時に「変わってる」と言い換えられる性質のものもあります。

「変わっている人」と一括りにして表現することは難しいですが、あなたの友人にも何人も「変わっている人」はいるのではないでしょうか。

個性的な方というのは魅力的です。その魅力こそ根本は「気持ち悪さ」から来ているものです。

「気持ち悪さ」が人間関係を(時に)良好なものにするということですね。

気持ち悪さは誰にでも存在していて見せられるかどうか

「気持ち悪さ」というのは誰もが持っているものだと思います。

特に自分自身はそのこと(自分の中に気持ち悪さがあること)に気が付いているでしょう。

※あるいはそれが「気持ち悪い」ことであることに気が付いていないパターンもあるかもしれないですが。

例として挙げるなら下記のような簡単なものもあります。

・家だとダラダラしてしまう
・甘いものが好きでつい食べ過ぎてしまう

「おれは気持ち悪さなんて持っていない。完璧な人間だ!」と思っている人もいるかもしれないですが

そんなこと考えている人がいたらそれもそれで「気持ち悪い」ですよね。

「気持ち悪さ」は誰もが持っているものです。

それを周囲にどこまでオープンにしているかの話です。

このバランスがなかなか難しくすべてをオープンにする必要はもちろんありません。

ただそこまで深く考えなくても、人間は知らず知らずのうちに自分の内面をオープンにしていくものです。

そしてそこからにじみ出る「気持ち悪さ」に惹かれ(ときに引かれ)、人間関係は深まっていくものなのではないでしょうか。

遠藤
人間らしさ。その人らしさが良好な人間関係には大切ってことですね!

ということで今回は「気持ち悪さ」というのは重要な要素の一つであるというお話でした。

以上。

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