【東野圭吾の傑作15選】ミステリ好きが選んだおすすめの作品ランキングはこれだ!

こんにちは。ゾゾのブラ(@C_aptainTokyo)です。

 

キャプテンTOKYO
読書が好きで、その中でも東野圭吾作品が大好きです。

 

今回はそんな小説大好きな私が、巨匠、東野圭吾さんの作品で、本当におすすめできる作品をランキング形式でご紹介したいと思います。

早速いきましょう!

 

 

ミステリ好きがおすすめする東野圭吾傑作ランキング

15位:変身

平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしょうもない。自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める。

 

優しい主人公は、徐々に性格が変わっていき、攻撃的な人間になっていきます。その描写は実にお見事。

淡々とストーリーは進みますが、その静けさが、主人公と恋人の間の悲しい運命を予感させ、緊張感を持って読み進めることができます。

ラストは切なさが残る、心揺さぶられる傑作です。

 

14位:秘密

運命は、愛する人を二度奪っていく。

自動車部品メーカーで働く39歳の杉田平介は妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美と暮らしていた。長野の実家に行く妻と娘を乗せたスキーバスが崖から転落してしまう。 妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。 その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密の生活が始まった。 外見は小学生ながら今までどおり家事をこなす妻は、やがて藻奈美の代わりに 新しい人生を送りたいと決意し、私立中学を受験、その後は医学部を目指して共学の高校を受験する。年頃になった彼女の周囲には男性の影がちらつき、 平介は妻であって娘でもある彼女への関係に苦しむようになる。

 

ラストにそのタイトルに込められた意味がわかる作品です。

東野圭吾さんの代表作に挙げられることもある本作ですが、ヒロインの行動には、共感できる方とそうでない方がいるかもしれません。

妻と夫、2人の選択にあなたは何を思うでしょうか。

 

13位:流星の絆

何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相

 

重い十字架を背負い、宿命に縛られながら生きる3人の兄弟の物語です。

かなりの長編で読みごたえがあり、宿命と恋心の間に揺れる妹の描写に、緊張感を持って読み進めることになりました。

心温まるラストは感動的です。

 

12位:宿命

高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。

 

この作品は、なんと言ってもラスト1行!

作者本人が、気に入っていると語るだけあって、そのラストは感動的でそれでいてユーモラスに溢れています。

主人公とそのライバル、2人の登場人物が実に魅力的なのもおすすめポイントです!

 

11位:どちらかが彼女を殺した

最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。

 

東野圭吾作品ではお馴染みの加賀恭一郎シリーズですが、この作品ではなんと、犯人が語られません。

究極の推理小説の名の通り、読者は文章の中からヒントを得て、自ら犯人を当てないといけないという作品なのです。

容疑者は2人。あなたはどちらが犯人か、推理できるでしょうか。

 

10位:さまよう刃

長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える―。重く哀しいテーマに挑んだ、心を揺さぶる傑作長編。

 

娘を殺された父親の復讐劇です。犯人は未成年。

愛する娘を殺され、犯人に対して復讐を予告する主人公。

自分ならどうするのか、考えさせられる作品でしょう。

重いテーマの作品で、読み終わった後も作品の中に心を残したような、そんな切ない気持ちになりました。

 

 

9位:ナミヤ雑貨店の奇蹟

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

 

東野圭吾作品史上、最も泣ける感動作と言われています。

他の作品とは一線を画したような印象があり、人間ドラマとファンタジー要素が良い具合に融合された読みやすい作品です。

話の内容も心温まるので、ぜひおすすめしたい傑作です。

 

8位:パラレルワールド・ラブストーリー

親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?傑作長編ミステリー。

 

三角関係を描いたラブストーリーではありますが、もちろんただのラブストーリーではありません。

過去の記憶を取り戻すために奔走する主人公。彼の記憶に秘められた秘密が徐々に明かされていき、ページを捲る手が止まりません。

友情と恋愛もテーマになっており、どこか切なさも残る作品です。

 

7位:天空の蜂

奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。そしてヘリの燃料が尽きるとき…。驚愕のクライシス、圧倒的な緊迫感で魅了する傑作サスペンス。

 

原子力発電がテーマとして扱われています。かなり詳しく書かれているため、考えさせられることも多いでしょう。

東野圭吾さんの作品としては珍しくハードボイルドなサスペンスで、緊張感を持ちながら読み進めることになります。

ボリュームのある作品ですが、読みやすく一気に読めてしまうのも魅力です!

 

6位:パラドックス13

131313秒、街から人が消えた。無人の東京に残されたのは境遇も年齢も異なる13人の男女。なぜ彼らが選ばれたのか。大雨と地震に襲われる瓦礫の山と化した街。そして生き抜こうとする人達の共通項が見えてくる。世界が変れば善悪も変る。殺人すらも善となる。極限状態で見えてくる人間の真理とは。

 

なんといっても設定が面白い。人間の消えた世界で生きる13人の男女。

自分だったらどうするのか、と考えずにはいられない作品で、没頭してしまいました。

最後までハラハラした展開で、シンプルに面白く読める作品だと思います。

 

5位:幻夜

おまえは俺を殺した。俺の魂を殺した――

1995年、阪神淡路大震災。その混乱のまっただ中で、衝動的に殺人を犯してしまった男。それを目撃していた女。二人は手を組み、東京に出ていく。女は、野心を実現するためには手段を選ばない。男は、女を深く愛するがゆえに、彼女の指示のまま、悪事に手を染めていく。やがて成功を極めた女の、思いもかけない真の姿が浮かびあがってくる。彼女はいったい何者なのか――謎が謎を呼び、伏線に伏線が絡む。驚愕のラストシーンまで一気呵成の読みごたえ。ミステリーの醍醐味にあふれた傑作大長編。

 

阪神淡路大震災の直後から、力強く生き抜いていく主人公。

その主人公の愛する女性は、表には現れない恐ろしい姿があり、最後まで息をつかせぬ展開の連続です。

結末はまた、恐ろしいものになっており、そこから先の未来さへ暗いものを予感させます。

この作品単体でも充分楽しめますが、前作にあたる「白夜行」を呼んでから読むのをおすすめします。

 

4位:悪意

人はなぜ人を殺すのか。

東野文学の最高峰。

人気作家が仕事場で殺された。第一発見者は、その妻と昔からの友人だった。

逮捕された犯人が決して語らない「動機」とはなんなのか。

超一級のホワイダニット。

 

加賀恭一郎シリーズです。

犯人はあっさりと捕まり、その動機にフォーカスするという展開。

加賀恭一郎や犯人の手記を通して一人称で書かれているため、何が真実で何が嘘なのか、最後まで予想できない展開になります。

人はなぜ人を殺すのか。「悪意」というタイトルの持つ意味とは。

最後まで読むと、思わず背筋が凍るような一冊です。

 

3位:手紙

強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。

 

犯罪者の身内を持つ主人公の苦悩が描かれています。

殺人を犯した兄と向き合い、受け入れようとする弟に、世間の厳しい現実がつきつけられていく様子は、まるで自分のことのように胸が苦しくなります。

最後に選択を強いられる場面で、主人公の出す結論は、身を引き裂かれるような思いで読み進めました。

ラストシーンは切なく、感動を呼ぶこと間違いなしの傑作です。

 

2位:容疑者Xの献身

運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。 東野圭吾作品読者人気ランキング第1位。累計220万部突破、直木賞受賞の大ベストセラー。 天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘の美里と暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。 ある日、靖子の前夫・富樫が母娘の居場所を突き止めて訪ねてきた。金を無心し、暴力をふるう富樫を、靖子と美里は殺してしまう。 呆然とする二人を救うために、石神は完全犯罪を企てる。 だが皮肉にも、石神と帝都大学の同期であり、親友である物理学者の湯川学がその謎に挑むことになる。 ガリレオシリーズ初の長編。

 

直木賞を受賞した、ガリレオシリーズの傑作です。

しかし本作の主人公は、湯川ではなく犯人の容疑者Xでしょう。

登場人物たちの想いが、苦悩や願望が描かれ、謎めいたストーリーがやがて少しずつ交錯していきます。

トリックもさることながら、犯人のラストシーンの描写もお見事。

ぜひ読んでいただきたい傑作です。

シリーズものですが、この作品単体でも楽しめますし、映画化もされています。

 

1位:白夜行

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

 

大作です。文庫本とは思えない分厚さ()

しかしその内容に無駄な描写などは一切なく、最後まで無我夢中で読んでしまう作品です。

ストーリーは19年間もの出来事を描いており、2人の主人公の謎に包まれた人生を早く知りたいと、読むのをやめられなくなります。

そして訪れる衝撃の結末。切ない終わりラストですが、読んで良かったと思える作品です。

傑作の一言。

 

 

いかがでしたでしょうか。

今回は東野圭吾さんのおすすめ作品を、ランキング形式で15冊ご紹介しました。

 

キャプテンTOKYO
気になった本があればぜひ手に取ってみてくださいね!