こんにちは。遠藤(@C_aptainTokyo)です。
私はよく決断力があるよね、とか行動力があるよね、と言われます。
確かに昔から会社をつくったり、海外留学に行ったり、飲食店をつくったり、色々なことをしてきたので傍から見ればそう見えるのかもしれません。
しかし昔はよく優柔不断とか石橋を叩いて渡らない慎重な性格とか言われていました。
それがなぜ、決断し行動できるようになったかと言うと【やめる】という選択ができるようになったからです。
なぜ決断・行動ができないのか
まず、なぜ決断できないのかということからです。
こういう想いがあったとしましょう。
そしてその決断ができなかったとします。
そのときにどのような理由が考えられるでしょうか。
起業したいけどできない
- 会社の仕事に追われ時間がなかった
- 失敗するのが怖かった
- アイデアがなかった
- お金がなかった
海外留学したいけどできない
- まとまった期間が取れない
- 海外が怖かった
- お金がなかった
こういった理由でしょうか。
色々な理由があるとは思います。
ただ思うのは、これらは結局決断できないことの言い訳でしかないということです。
しかしそれが仕方のないことだというのも理解できます。
決断するのは怖いですし、エネルギーが必要なこともわかります。
だからこそ、決断できるように環境を作り上げるのが大切です。
そしてその環境をつくるのに最も重要なことが、【やめる】ということです。
【やめる】ことで決断する
決断するためには【やめる】ことが大切です。
具体的に考えてみましょう。
上2つは実際の行動、下2つは心理的なものですね。
どちらも大切だと思います。
まずは起業をするためにフリーランスをやめたという選択です。
起業をするためには、会社を設立する必要があります。
会社を設立するためには、お金が必要だったりアイデアが必要だったり、一緒に起業してくれる仲間、失敗したときのリスクなど考え始めたらきりがないです。
色々と思い詰めると、決断できないのも無理はないかもしれません。
そのとき、まずはフリーランスをやめてみました。
そうなるとどうなるかというと、会社員に戻るか起業するかの二択を突きつけられたわけです。
ここで会社員に戻る選択肢はありません。なぜならそうなるのであれば、フリーランスを続けていたからです。
そして無事?に会社を登記し起業することができました。
起業する決断ができ、行動したあとは意外となんとかなります。
海外留学するために会社をやめたのも似たようなものですね。
次に下2つの心理的な【やめた】を考えてみます。
これはどういうことかと言うと、自分が決断できない理由は泳ぐのが怖かったからだと分析できたところから始まります。
トライアスロンといえば「水泳」「自転車」「ランニング」の3種目ですが、「水泳」以外の2種目は問題なかったです。
ということは「水泳」さえ克服できれば出場できると考えました。
それでも泳ぐのは苦手です。これが決断できない理由でした。
これはメンタル的な問題だったので、「泳ぐのが苦手だと思うこと」をやめてみました。
自己暗示みたいなものですね。
泳げるとすれば、不安はなくなります。
そのままエントリーを出すという決断・行動に繋がりました。
あとは出してしまえば、実際に泳げるように練習あるのみですね。
YouTuberになったのも、メンタルの問題で決断できそうになかったです。
それは「YouTuberになったら、みんなにどう思われるだろうか…」というプライドの問題でした。
これはもう開き直り、どう思われてもいいやとプライドを守るのをやめました。
そして決断・行動につながったわけですね。
【やめる】ことを決断できない場合は?
いやいや、やめることを決断できないのよ!
そう言われるのもわかります。
そうですね。それ自体が大きな決断なので難しいのもわかります。
ただ今回の例で出したのは、「海外留学に行く」ためにやめるものとして「会社をやめる」という流れです。
「会社をやめる」という決断をするためには、別の何かをやめればいいと思います。
- 将来を心配することをやめる
- 3年働かないといけないという考えをやめる
- お金の心配がなくなるように外食をやめる
例としていくつか挙げてみました。
正解があるものではないですが、何かをやめることで大きな決断に近づくことができるという点では変わらないと思います。
【やめる】ことの後悔が怖い!という場合
言いたいことはわかったけど、やめて後悔するのが怖い。
その気持ちはわからなくもないですけど、やめて戻りたくなったらまた始めれば良いのではと思います。
何かをやめるくらい、そんなに怖いことでもないです。
納得がいかない!という方へ
ここまでの内容に納得がいかない!という方も多数いらっしゃると思います。
そういう方に知っておいていただきたいのは、人間は毎日何かしらの決断(選択)をしているということです。
- 今日何食べようか
- どうやって帰ろうか
- 明日は何をしようか
これらの選択では、それほど頭を悩ませることはないのではないでしょうか。
それは単純に選択の大小もありますが、やはり慣れというものも大きいです。
大きな決断をしている方は、繰り返し大きな決断をしている印象がないですか?
それは【慣れ】の存在が大きいです。
なので初めは決断すること、そのために何かをやめることは大きなストレスかもしれませんが、繰り返すことでやがて慣れてきます。
そして決断・行動に慣れてくると自分では得に何も感じなくても、周囲から決断力があるよね、行動力があるよねと言われる存在になっているのです。
またそれでもどうしても決断できないという方は、そもそもその決断は本当に必要なのか?ということも考えていただきたいです。
よく私には起業したいとか独立したいという相談をしに来る人がいるのですが、その半数くらいは何かをやめることができずに起業も独立もしません。
でもそれが悪いこととは思わないです。
決断できないくらいなので、きっと決断する必要がないケースもあるはずです。
そのあたりは冷静に考えて、そのあとで何かを【やめる】べきでしょうね。
今回はここまで。